#8 人生初の競馬で1万円溶かしながら、人生について考えた話。(1/2)
こんにちは!もじばやしです。皆さんお元気ですか?
気付けばもう2月も真ん中寸前、下旬の祝日を利用して少し長めに連休を錬成した私的には2月なんて折り返しも同然。こうして一歩ずつ春が来るんだな。
あ、いや、帯広は相変わらず-10℃くらいでして*1。春来にけらし、と言えるのはもう少し先です。どうしてこんなに試されてるんだ、この大地は。
人生の三角コーン
突然ですが「人生の三角コーン」って言葉を聞いたことありますか?私はあります。
別に深い意味はほとんど無くて。NONSTYLEの漫才中のワンフレーズなんですけども*2。漫才中ではターニングポイント的な意味でしたが、今回はそこまで仰々しくなく。人生のベンチマークと捉えようかな、と思います。
じゃあなんでこんなフレーズが頭をよぎったかというと。
最近、友人たちで「結婚した」とか「子どもが生まれた」って話を時々聞くんですよね。凄くめでたい話なので、気持ちとしては金一封を送りたい*3。ちょっと帯広からじゃ距離が遠すぎるので、気持ちだけ…ってなることが多いけど。
そんな時、ふと翻って自分の近況を振り返ってみると、最近はひどく平坦だな…と思ったりするんですよね。言ってて悲しくなるんだけど、事実だからしょうがない*4*5。いや、帯広という立地的に仕方ない面はあるんですよ。そもそも北海道中を探しても友人と言える関係性の人って5,6人位しかいないし。
まぁそんなことは良いとして。
幸か不幸か、結婚っていう三角コーン▲が来ていないので、それまでの猶予でいろいろ経験するっきゃないよな。と思い、「よっしゃ競馬でもやるか」と思い立ったわけです。思い立ったが吉日。私の長所は圧倒的行動力。そうでしょ。
1万円「溶かすまで」賭け続けてみる
でもそうは言っても私はもじばやし。普通に数レース賭けるだけじゃ面白くないよな、ということで。見出しのような目標を立てたわけです。「1万円溶かすまで賭け続けよう」。うん。良い具合にクレイジー。
一応理由があって。中途半端に500円とか1000円とか賭けて、それで仮にビギナーズラックで儲かったりしたら「経験」じゃないよな、って思った訳ですよ。
だって競馬ってほとんどの人は負けてるはず。それなら「競馬をする」では経験として不十分。「競馬で負ける」まで経験してこそ一人前。そうは思わんかね。思わんか。思ってくれ。いやそこを何とか*6。なんなら5円玉ぶら下げてユラユラさせるので洗脳されてくれ*7。
ということで。1万円溶かす気満々の謎の20代男性、意気揚々とオッズパーク*8へ会員登録。
あ、超関係ないんだけど、オッズパークのCMの旋律が結構カッコいいんですよ。1回聞いてみて。
ね、カッコいいでしょ。
さて、会員登録もしたし、賭けるレースは我がお膝元の帯広と心に決めている。1日に12レースもやっているらしく、すぐにでも始められそうなことは分かりました。さすが大手のサイト、情報の動線が分かりやすい*9*10。
でも競馬の賭け方も分からない。三連単とか賭け方を総称して「賭式」と言うらしい。
なるほど分からん。でも1万円溶かす気はある。
あと予想の仕方も分からない。◎やら▲やら謎の記号。予想屋ってのがいるらしい。
なるほど分からん。でも1万円溶かす気はある。
そもそも馬が走ってるのを見て楽しいのか?そもそもなんで賭けでお金が動くんだ?
なるほど分からん。でも1万円溶かす気はある。
……えー、もじばやし改め「1万円溶かす気満々の謎の男性(26)」が爆誕したところで。
初めてのたくさんの馬券購入。時刻は土曜日のお昼過ぎ。ひとまずオッズが高そうな三連単を狙う。あと三連複もリスクとリターンのバランスが良さそう。ワイドってやつもええやん。馬連とか馬単ってなに?うーん分からん、全部上の方から100円ずつ賭ければどれか当たる?わかんないから沢山賭けとけ~
ってな気持ちで。3000円分くらい賭けました。腐っても京大院卒、腐っても賢いので分散投資、27通り30枚、みたいな賭け方をしました*11。よっしゃ、一丁儲けたんで~万馬券降ってこい~~
案の定負けたし、対策を練っても負けた(知ってた)
↑のような調子で土曜日はひたすら勢いで賭けてみました。6レースくらい賭けたのかな。結果は惨敗で、各レース700円ずつくらい失っていきました。結果5000円くらいの損失。そりゃ脳死でテキトーに賭けたら負けるわな。
しかし「我、京大院卒ぞ??」の強靭なメンタルと圧倒的頭脳。受験生時代に培った傾向と対策を基に、土曜の夜に必死で考えました。なんならExcelに関数入れながら*12、オッズと賭式とかを勘案しながら「どうすれば勝てるのか」考えたわけです。時にはネットの情報も頼りにしつつ、時には己の才覚を信じながら、必勝法を探したんです。いや本気で*13。
えー、結果は語るべくもなく。1回だけ必勝法が当たって収支が+になったレースもあったけど、基本的には負け。日曜夕方ごろ、綺麗に1万円を溶かしきって終了しました。私の1万円はきっと今頃、どこかの誰かが豪遊する軍資金になってるんだろうな*14。儚いねぇ。
でもですね、1万円を溶かすに値する(かどうかは分からないけど)経験と思索を得たなと感じたわけです。そう、みんな忘れてるかもしれないけど、競馬をやっている目的は「経験」なのです。別に楽して金を儲けたかった訳じゃない。いやほんとに。
何事も経験に吸収するのが我がモットー。どうせなら三角コーンの手前で反復横跳びしてやんよ。
てなわけで!長くなってしまったので、そんな話は次回。出来れば早いうちに続きを書きたいです*15。
*1:でもこの土日は暖かかったらしい!久しぶりに氷点上?でした。一歩も家から外出なかったから分かんないけど。
*2:
禁断!ノンスタファンの中で伝説のネタ「いじめ」 - YouTube
*3:なんなら二封くらい送るのもやぶさかではない。気持ちはね。いやほんとに。
*4:まぁ新入社員1年目の段階で人生先に進めまくるとしたら、それはそれで大変そうなので私は遠慮しとこうかな、って思っちゃう。
*5:なんだその強がり。
*6:誰に何を懇願してるんだ
*7:本当に何の話。
*8:
競馬・競輪・オートレースのオッズパーク【Odds Park】
*9:これ、「地獄への道は善意で舗装されている」ってヤツだな、とこの時思いました。
*10:そういえばそんな話、前に課金についてのエッセイを書いた時もしたよね。読んでない方はコチラ→
#3 やっぱり、経験は何物にも代えがたい。 - もじばやしの日常観察
*11:この言い方で合ってる?
*12:文系なので必死に調べました。IF関数とISNUMBER関数の掛け合わせとか便利ね。
*13:そこ、「ぼくがかんがえたさいきょうの○○」状態じゃねーかとか言わない。
*14:昨今の情勢的に「軍資金」って言葉、あんまりよくないのかなぁ。良いグッズが手に入った時の「戦利品」って言葉を自重してる人がいたのでそんなことを思う。でもそれって言葉狩りのような気もするね。
*15:すべては残業次第。
*16:続きが読みたい!と思った方は高評価とチャンネル登録をお願いします~。というYouTuberの定型句。や、実は読んでるよ~って人はこっそり反応くれると嬉しい。まぁ誰もいなくても書き続けるけどね。
#7 車窓のトラック、ホームの駅そば、本を読む私。
2023年が始まりました。みなさん、お元気ですか?
新年の陽気が少しずつ身体に沁みこみ、1年の幕開けを伝えていることと思います。
わたくし、ちょっとだけ元気を取り戻したもじばやしです。
そう思って、年末年始は旅に出ています。北海道を気の向くままウロチョロするだけなのですが、「気の向き方」で2023年のもじばやしを占おうという魂胆。果たして吉と出るか凶と出るか*21。2022年最後の大一番ですねぇ。
見守ってくださるとこれ幸い。
上記引用の通り、前回のエッセイで「旅に出ています」と書きました。旅と言っても「外を眺め、時折本を読み、気の向いた駅で降りて街を歩く」というだけです。観光名所らしいところは、大沼公園を歩いたことくらいでしょうか。
さて、帳尻合わせの如く突然更新頻度を高める弊ブログですが、「車窓・読書・街歩き」しかしてない*1旅の中で、私にとってはすべてが良質な「インプット」になっていました。思索の材料、とも言うか。よく「物思いにふける」と言いますが、ここ数日の私は別にぼんやりしているのではなく、ちゃんと物思いしてました。ほんとだもん。
ということで、ちょっとだけ元気を取り戻した私の筆致で2022年を締め、2023年を始めていきたいと思います。読んだ本と感じたこと、その時見ていた景色を綴って、旅の経過報告としましょう。
ただしさに殺されないために
1冊目はこちら。8月末ごろ、友人のRTを見て興味を持った本でした。それ以来2か月ほどタイトルが頭を離れず、10月末の誕生日前後に購入した記憶。積ん読を重ね、やっと腰を据えて読むことができました。これ程迄に読む側のリテラシーが試される本は久しぶりで、章毎に休憩を挟みながら読みました。読んだ場所は帯広~札幌、1泊挟んで札幌~函館、いずれも特急列車の車内です。
特急列車って、多少気合いが入った本を読みたくなるんですよね。特に帯広~札幌はビジネス志向の移動が平時から多く、年の瀬でもサラリーマンを数人見かけました。その反面、景色は雄大の一言で片付くほどで、「空・木・雪」で全体の8割くらいカバーできそう。十勝平野から日高山脈って、人の息吹を感じないところが多いんですよ。
そんな情景だからこそ、分厚い本を読めました。内容、というより取り上げられている話題は筆者の思想が前面に出ているので割愛しますが、筆者の物の見方は私にも通ずるところがあるなぁ、と。
世の中を見通すときに、耳当たりの良い物語に騙されるな。ということだと私は解釈しましたが、先が分からない時代だからこそ「不確かさの確かさ」をよすがにして生きるしかないよね、って気持ちになりました。今日がどんなにつらくても、明日は良いことがあるかもしれないし。逆もまた然り。
そう、ちょっと早起きして清々しい気持ちで乗った函館行きの特急で、ノーマスクでりんごを齧っている外国の方が隣の席に座ったように*2。何が起こるか分からんということの不確かさは確かにある。「当たり前」とか「正しさ」は時代の移ろいで裏切られるけど、「不確かさ」は裏切らない。それを寄る辺ににして生きるしかないんだ、ってこと、久しぶりに思い起こされました*3。
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
2冊目。京都にいた頃、下手しなくとも2021年に買った本。確か高野の大垣書店で見つけて、タイトルに惹かれて買ったんじゃなかったかな。30頁ごろに栞が挟まっていて、少し読んだけど当時はしっくりこなかったみたい。
それもそのはず、この小説、ライトノベルの割に主人公が26歳のサラリーマンで。彼が女子高生を拾う話。なんか誘拐とか猥褻とか物々しい言葉ばかり連想されるタイトルですが、この本の名誉のために伝えておくと、それなりに真っ当な内容でした。設定以外。
んで、26歳のサラリーマンって主人公の彼以外にもいて、私なんですよね…。
主人公は初っ端から失恋するし女子高生拾うし後輩女子社員には好かれてるしなんだこのクソ野郎いてこますぞオラなんか言ってみろテメェ、と暴言300回くらい吐きたくなるほど羨まけしからん*4。こちとら帯広に何も無いんやぞ平坦な生活しとんじゃまっ平らなのは十勝平野だけで十分じゃボケナス~~*5
と、ムカつきながら最後まで読みました。読んだのは普通列車の車内。森~函館。生活感のある列車で、少しずつ乗り降りがありながら函館に向けて乗客が増えていく、そんな道中でした。キハ40、良いよね*6。
読みながら思ったのは、やっぱり人と触れ合うのは大事だよなぁ、と。
ありきたりな話ですが「人間」って「人の間」と書くので、触れ合いが大事。関係ありそうでない話ですが、大学の「日本哲学史」の講義*7でも和辻哲郎の「間柄」について分析・論じるみたいな時に「人の間」って言葉で議論した記憶が朧気にあるような。京都で買った本だから京都のことを思い出しちゃうんですかね。これまでの人間関係から隔絶された地で、10人位しかいない知り合い*8を頼りになんとか暮らしているのですが、いろんなことが恋しくなりました。
今まで「フッ軽だから~」で済ませていたんですが、この恋しさを無意識で抱えていたからこそ、しばしば同期に会いたくなるんだろうなぁ。今年も遊んでください。
駅の名は夜明
3冊目。前作の「ふるさと銀河線」を10月に読み、日常のワンシーン、悲しみと救い、困難と再生を描くような筆者の切り取り方に惚れ、続編を衝動買いしたのが11月。温かい気持ちになりたくて、函館~木古内の普通列車と、登別~札幌の特急列車で読みました*9。
このシリーズ、列車の関わる情景を軸に話が展開される短編集でして。「ふるさと銀河線」って帯広の隣町からかつて伸びていた鉄道路線の名称なもんで、最初は「ふるさと銀河線が舞台の鉄道小説かな」という程度の認識でぼんやりと購入しました。しかし読んでみたら前述の通り惚れこんだ、という訳です*10。
小説の舞台も、大阪もあれば架空の場所もあり、北海道が取り上げられているのはそこまで多くなく。なんなら続編にあたる「駅の名は夜明」の「夜明」、福岡・熊本・大分の境界地帯ら辺をイメージしていただければいいんですが、そのあたりの駅なんです。ちょっとロマンチックな駅名ですよね。駅名にかこつけて物語を書きたくなる気持ちも分かりますね*11。
その中の1作で、駅そばで働く熟年女性にスポットライトを当てた中編小説がありました*12。詳細喋ると勿体ないので泣く泣く割愛ですが、お独りで生活費を切り詰めながらなんとか暮らしている方で、駅そばで完結する世界から少し外に飛び出したり、打ちのめされて帰ってきたり。それこそ本当に悲しみと救い、平凡に言えば山あり谷ありという話に感極まりそうになりました*13。
そんな時にふと窓の外を見ると漁港があって。ちょうどこれを読んだ日は大晦日だったのですが、雪国だからか人出はほぼ無く、動いている物といえば国道から集落に入る交差点で左折する佐川急便のトラックくらいでした。その時直感的に「あぁ、私に年末年始はあっても彼らに年末年始は無いんだな」という気持ちになりました。
働き始めてから改めて痛感したんです、物流というのは本当にすごいな、と。私の勤める帯広の営業所は本当に出先機関みたいなもので、仕事を成り立たせるための機能・人材のほとんどが札幌にあるんですよね。だから札幌・帯広間の物流は我々にとって命綱なのですが、それを担ってくれている物流には感謝してもしきれないな、と感じていたんですが、大晦日も彼らの働く姿を見てしまうと、感謝というより尊敬なんですよね。もはや*14。
思えば今乗っている列車を動かす運転士さんも、作中の駅そばで働く女性も、(昨今のコロナ禍でエッセンシャルワーカーという言葉が与えられ、本来の存在価値を俄かに再認識させられつつありますが、)振り返れば数年前までは「社会の歯車」としてぞんざいな扱いもあったはず。世間の評が掌返しをしても、彼らの現実は何一つ変わらない。だとしても、いや、だからこそ? そこに秘められた彼らの誇りというか、何かを糧に現実を生きる彼らの息遣いというか、私自身の社会人生活やこの中編・車窓を踏まえ、より一層重層的に見えてくるものがあるな、と感じました*15。
そうだ駅そば、食べよう。
こんな話を読んでいたら札幌駅に到着しました。
本を仕舞い、鞄を背負い、ドアからホームに出たら目の前が駅そばだったんですね。
いや、これを運命と言わずしてなんという。
そう思って私は、年越しそばの代わりにきつねうどんを注文*18。
マイナス1度の大晦日の札幌駅、吐く息も白くなるホームの上で、立ち昇る湯気に眼鏡を曇らせながら食べたきつねうどん。
今年で一番美味かったなぁ。
なんの変哲もないきつねうどんだけど、今の私にはこれが沁みるんだ。
血圧のことも忘れて久しぶりに汁まで完飲して、「ご馳走様でした」と呟きながら器を返却。すこし気分が浮かれていたので「良いお年を」と言葉を付け足したり。
いや、それだけのことではあるのですが、私の元気はこの時だいぶ復活しました。
数年分失っていた元気*19の全てを取り戻したとは到底言えないけど、3作を読み終えて抱いた晴れやかな気持ちが、駅そばを媒介として現実世界の私にリンクしてきた感がありました。良かったねわたし。年末年始に旅もしてみるもんだね。
さて、その勢いで札幌→旭川の特急で執筆を終わらせて年末投稿を目論んでいたのですが……文章を書くリハビリが明らかに足りておらず、、「あれ、なんかピッタリな言い回しあったよなこれ…」とか「浮かんできた言葉の意味は文意に適当か??」とか、色々考えていたらまったく書き終わりませんでした。くそぉ。悔しい*20。
まぁ年末の忙しい時期にアップしても通知流れちゃうし、誰も読んでくれないもんね! と強がりを言いながら、旭川駅併設のイオンで買ったチューハイを飲み、大晦日だからと奮発したイオン産の鰻をホテルのレンジで温め*21、紅白を横目に見ながらひとり酒盛りをやっておりました*22。年の瀬の総決算。いつも通りだけど今日はいいじゃん。耳まで赤くなった顔ではっぴーにゅーいやーでした。いやーハチャメチャな年越しだ*23。
という訳で、2023年もわたしはわたし。
人生楽しまなきゃ損だよね! の心持ちを忘れず、前向きに生きていきましょう。
不確かだからこそ、予測不能な良いこともきっとあるさ~~
今年もよろしくお願いします。一緒に人生楽しみましょうや。
2023年元日 もじばやし
*1:まぁマジでこれしかやってない。
*2:これマジモンの実話なんですよ。不思議通り越して面白かったですよねもはや。なんで真冬にりんご齧りながら特急乗ってくるの。
*3:私の座右の銘、「なるようになるし、なるようにしかならない」なんですよね。少し通ずるところがあると思うんです。え、あるよね?あれよ。
*4:暴言のバリエーションが豊富過ぎる。
*5:暴言のバリエーションが豊富過ぎる(2回目)。
*6:この文言にビビッと来た人、この動画がおすすめです→
あの人気企画が帰ってきた!形式分離されまくった気動車25形式の正体を追う!【迷列車で行こうきまぐれ編#8】 - YouTube
*7:私が2回単位を落としたヤツですね。必修でもないのに3回も受講してやっと単位取りました。というか、3回目の受講で単位取れなかったら卒業要件足りなくて留年になるという背水の陣を敷いていた思い出深い講義です。なんじゃそりゃ。
*8:大半が150kmくらい離れてる
*9:函館~登別は寝てました。ぐっすりじゃん2時間半だぞ。
*10:ちょろいな。昔からちょろいけど。
*11:夜明に限らず、九州は少し不思議な駅名が多い印象です。個人的には「光の森」駅が好み。なんかのテーマパークがあるのかな、とも思いますが、JRだと施設名を直球で名付けることって多くない気がするので、命名経緯含めて気になります。
*12:マジ蛇足なんですが、前作では駅そばで働く熟年男性の話もありました。こちらも心に残っております。
*13:「○○しそう」という言い回し、使ってみたかったんですよね。齊藤京子さんの「感動しそうです」という本家の言葉には切れ味が到底及ばないのですが、リスペクトも踏まえた本歌取りということで。
*14:真面目だ。どうしよう、真面目過ぎる。
*15:世の中に奥行きが見える瞬間、わたし個人的にはすごく好きなんですよ。世界を見る自分の目が、また一つ成長した気持ちになるんですよね。
*16:当然パロディ元は京都に行く某CMなんですが、これって実は「そうだ京都、行こう。」なんですよ。「京都に」とか「京都へ」とかじゃなくて、「京都、」なんですよ。知ってました? え、いやいや。嘘だと思うなら調べてごらんよ。嘘ちゃうもん。
*17:ちなみにあのCM、JR東海が関東・中京圏に流しているだけなので、実は東京~名古屋ら辺の人しか知らないんですよね。言ってしまえば関東ローカル。実は京都の人にはあまり通じないという罠。
*18:いやうどんかーい。って心の中でツッコんでください。私、そばより圧倒的にうどんの方が好きなんです。許して。
*19:エッセイ#6参照!
#6 眠るクリエイティブ、不休の新卒魂 - もじばやしの日常観察
*20:私のアイデンティティの一端は文章にもあると信じているので、ここは揺るがしたくない。割と本気で。やー、力量を取り戻さねば…。
*21:おいしかった。スーパーの鰻も意外とやるやん。
*22:ほらそこ、あれ、やっぱり空しくない? とか言わない。真実は人を傷つけるんだから。
*23:見栄だけで韻を踏むなよ~初心者風情のクセに~。
#6 眠るクリエイティブ、不休の新卒魂
帯広はもうすっかり雪景色。お久しぶりです、もじばやしです。
皆さんお元気でしたか?私は元気です!
と言えれば良かったんだがなぁ*1。
「元気っちゃあ元気です」というのが正直なところなのですよ。この気持ち分かります?分かるよね??いや分かれよ、ウチのブログの読者っしょ??*2
などと捲し立てておりますが、今日は私の話を聞いてください。いや、思い付きで書き始めたので着地点見えてないんですけども*3。久しぶりの執筆なのできっと日本語がレベルダウンしてますが、宜しければお付き合いくださいませませ。
よろしくぅ~。
さいきんのわたし
わたくしもじばやし、今年の4月で社会人になりました。あ、お褒めの言葉ありがとうございます*4。えらいでしょ。分かる超えらい、超えらいんだよ。生きてるだけでえらい。
てことは、働くなんてもっとえらい。そうでしょ?異論は認めない。
ということで北海道配属になりまして、先述の帯広ってのはそういうことなのです*5。今は帯広市民として暮らしています。身内・知り合い含めても北海道居住者がほとんどいなかったので、完全に未知の世界。それはもう大変なワクワクっぷりでございまして、試される大地での生活は面白くてたまりません。これはほんと。
ちなみに、北海道は「自分で希望して」(←ここ重要)配属されました。弊社、自ら北海道を希望する新卒ってなかなかいないらしく、「変わってるね」って300万回くらい言われました。言われ過ぎて慣れた*6。
つまり、北海道「は」好きなんだよ
まぁ、私としては北海道で生活してみたかった訳です。でもまぁ、実は九州でも良かった。東北でも可。とりあえず、「今まで身近じゃなかったエリア」で暮らしてみたかったのです。だからって北海道、しかも帯広って……弊社、最高かよ*7。俺のこと良く分かってんじゃん。
なのでね、書き出しの不穏さは「帯広いやだ~~」って訳じゃないのですよ。
あと、別に仕事が嫌って訳でもないのですよ。そうなの、仕事は嫌じゃないんですよ。むしろ面白かったり、興味深かったり、学ぶことが多かったり。凄く刺激的で、ちょっと残業多いけど*8、まぁ楽しく出来てると思います。内容は社外秘で*9。
そう、別にどれも嫌じゃないんです。明確に嫌な対象がある訳じゃない。それが今回の本題。本題入るまで長かったね*10。
仕事をする土地は嫌じゃない。仕事内容も嫌じゃない。
けど、自分の気持ちが削ぎ落されてる気がしている。
これが一番、下手すりゃ今までの人生の中で一番、嫌なことに感じています。
気持ちを全力で言語化
そうなのです。この3か月くらい、自分の気持ちをどこかに置き去りにしてきた感覚がするんですよ。
思えば大学院生時代。2年前の8月、YouTube投稿を始めました*12。ラジオ投稿を始めたのは昨年4月*13。昨年5月、エッセイを書きたいと思ってこのブログも爆誕しました*14。
更に遡って学部生時代なんて、バンドサークルで作編曲を大量に行い、学生団体のオーケストラの運営の片棒も担ぎ、バイトも色恋沙汰も勉強も全力投球。コロナがあろうとなかろうと、思ったより私ってパワフルだったと思うんですよね。やりたいこと全部やってる、みたいな。
そもそも弊ブログ、トップページに「今やりたい事に全力を捧げるプラットフォーム。」って銘打ってる。「やりたい事」をちゃんと持ってる人だったんですよね、わたし。
それが今はどうだ。何をやりたいのか、さっぱり分からんのだ。
仮に自由な時間を与えられたとして、誰の目も気にしないでいいとして、その時にその人がとる行動。それが「本当にやりたい事」だと思うんですよ。
いまのわたし、それがサッパリ想像つかないんですよね。何をやりたいとも思えなくて。
いや多少は書きたいと思ったからこんなに書いてるんです。それは本当。でも、なんか、こう、去年のような滾る気持ちは霧散してるんだよなぁ、とも思っていて。
もっと言ってしまうと、自分の滾りというか一種の「全能感」*15のような気持ちって、大学3~4年の頃がピークで、大学院に入ってから下降の一途という気がします。ちょうどコロナ禍と時期が重なっているのは偶然なのか、必然か*16。その部分は2年以上経っても自分なりの結論を出せていないので、これは案外根深い問題なのかもしれない。
社会人に入ってからこういうメンタルになってる、というだけなら「仕事って大変だね~」で済むので逆に分かりやすくて。そうではなく「大学院生の頃からずっとこんな気持ち」というのは何故だろう。ここ数年ずっと同じ気持ちを行き来しているので、自分の悩みが深くなってるのか浅くなってるのかもわからない。自分を見失ってる状況なんだろうなぁ、って思ったりします。
自分を見失っているので、土日に何をしたいか考えてもあまり出てこないし、家にいても満足して休めた感じがせず、でもじゃあ何をしたら満足したと思う?って聞かれても答えられない。主体性が無さ過ぎる。精神的に向上心のない者はバカなのに*17。
もしかして病んでるじゃん
なんか最悪の結論になってしまいました。心の整理をするときは書き出すと良いって言うけど、自分が病んでることを再確認する結論だったのって後ろ向きでやだなぁ。自分探しの旅にでも出た方が良いんですかね。
旅なぁ。言われてみれば最近旅に出てないなぁ。思い返せば昔の自分は「行ってみたいところ」のストックってのもあった気がする。鳥取砂丘歩きたいな*18、とか。浜頓別町行きたいな*19、とか。そういうことを叶える時間的余裕が減ってるのは確かなので、クリエイティブ精神が家出しちゃったのかなぁ。私の代わりに旅に出てるのかもしれない*20。
そう思って、年末年始は旅に出ています。北海道を気の向くままウロチョロするだけなのですが、「気の向き方」で2023年のもじばやしを占おうという魂胆。果たして吉と出るか凶と出るか*21。2022年最後の大一番ですねぇ。
見守ってくださるとこれ幸い。
また書きます。次書くネタはもうちょっと前向きに締めれると良いなぁ。
ではでは!
*1:珍しく不穏な書き出し!これは続きが気になりますなぁ。
*2:8か月ぶりのエッセイで圧をかけていくスタイル。むしろ更新頻度の低さを詫びるべきまである。
*3:でも多分上手いことまとまると思う。私だし。
*4:褒めてない?いやいや~そんな塩対応しないで~。
*5:「帯広」って響きが既にインパクト5000%くらいあるので、きっと皆さんもうご存知?かな?
*6:でも、昔からの私をご存知の方は、きっとなんとなく納得されるんじゃないかと。なんかこう、もじばやしっぽいでしょ。知らんけど。
*7:本当に褒めてる。いやマジで。
*8:36協定スレスレ。新卒でこれってだいじょぶそ?
*9:気になるなら直接聞いてちょ。
*10:許してちょんまげ。
*11:「自分の気持ち」ってなんだよ。カッコつけんなよ。と思ってらっしゃるそこのアナタ!!仰る通り!!今からなるべく言語化しますので!!聞いてくれ!!!
*12:正確には中学生の頃ちょっとだけ投稿してた記憶もありますが、まぁ割愛。
*13:最近止まっちゃってるけど。最近は何を喋りたいかなぁ。
*14:完全に推しの影響。
*15:一般的には「全能感」を持っているのは概して高校生(特にJK)と言われております。これを読んでいる女性の方はご自身の高校生時代を思い出してみてください。男はラーメンでも食べててください。なんなら一緒に食べよ。
*16:最近、道理がうまく立たないことは全部コロナって理由を拵えれば逃げれるようになってるの、楽だけど良くないですよねぇ~。自分にちゃんと向き合うタイミングを逸してる気がして。
*17:このフレーズ、世界で一番懐かしくない??分かる人は高校時代マジメさんだね。
*18:歩いた。
*19:行った。行動力の化身かよ。
*20:ずるいわ~。
#5 修士論文、終わりました(「冷やし中華始めました」のリズムで)
京都では今日、雪が降ったんですよ*1。まぁ私は家に引きこもってたんですけど。
んで、家の片づけをしていたら夏に食べ損ねた冷やし中華が出てきて。エッッッッッ*2て思ったんですけど、乾麺だから賞味期限まだ先でした。せーふせーふ。
どうもこんにちは!5か月ぶり?くらいですか?もじばやしです。
皆さんお元気でしたか。私はそうでもなかったです。大変だった。そんなに何をしてたんだい*3って感じですよね、それをちょろっと喋ろうかな、と思ったり思わなかったり*4。ということで、今日はエッセイというより近況報告です*5。
何にそんなに忙しかったのさ
端的に言うと修士論文でした。
年明けすぐが提出締切だったので、年末年始はあってないようなもの。それはまぁ良いのです。良いのですよ。それよりも、修士論文の内容が「コロナ」に関連するものだったんですよね。なるべくデータに基づいて論じていくタイプで、尚且つ直近も直近の物をネタにしていまして。その時点でちょっと大変なのが伺えますよね。伺えてください*6。
んでちょっと細かい話なんですけど、データも結構大局的な見地の物を使って、二次分析する形で論文を書いたんですよ。国の統計とかをたくさん使って、という感じの。
考えてみるとお分かりいただけると思うんですが、統計って調査してから公開されるまでそれなりにタイムラグがあるんですよね。素早い統計だと調査から1,2か月で公開されるんですが、遅いと数か月から半年とか、国勢調査レベルだとモノによっては1,2年かかるんですよ。それだけ統計ってのは大変なものなんですね、多分。
で。修士論文の締め切りが年明け。だけど、去年の10~12月くらいって感染状況おちついてたじゃないですか*7。だから、そのことは可能な限り論文に反映させたくて。でも10月の統計が公開されるのって、どんなに早くても11月中旬とかなんですよね。
そのおかげで、私は、修士論文の内容に反映するデータについて11月末までに更新されたものを全て含む方針にしたんですよね。これがまぁ地獄を見る大きな原因だったんです……*8。
12月の1か月でデータを整理・分析して、これまでの経緯の中に位置づけて、妥当っぽいことを論じて、それから将来的な予察まで論じるってのは、しんどいものがありました。しかも40,000字書かなきゃいけなくて。多そうに聞こえるじゃないですか。40,000字って卒業論文(20,000字)の倍なんですよね。
恐ろしいことに文字数めっちゃオーバーしたんですよ……。何故だ……。
まぁそれだけ修士論文にちゃんと向き合った(たぶん)証ってことでここはひとつ。
まぁそもそも修士に進んだのはもう一つデカい研究をしたくて、論文を書きたかったというのが大きかったんですよね。本当はどこかの雑誌に投稿して査読通って…みたいなことまでしたかったんですけど、用意してたのがコロナ禍で影響を如実に受けまくる分野についてコロナ禍前の状況で書いちゃってたヤツで、いろいろ考えた末に諦めたって過去もあって。だから、修論はやれるだけのことはやりたかったんです。
そういう意味では、倒れるまで修論やれたのは本望だったかな、と思います。もっと出来た…と思う所は本当にたくさんあるけど*11、それは後世の有識者たちに託したいですね。コロナ禍まだまだ終わらなさそうだし。仕方あるまい。諦めも肝心。
修論終わったし何しよっか
さて、という訳で、やりたいことを沢山やります。京都にいるうち・学生のうちにやっとかにゃならんことが多すぎるのですよ。コロナ禍だろうと何だろうと、出来ることは出来る限り全部やる!それが私だ。
ということでリスト化してみました*12。
- 積ん読しまくってる本を読む(100冊くらい積ん読されてる)
- 読んだ本から整理していく(ウチに本が多すぎるんじゃ)
- あと貰ったパンフレットをスキャンして捨てたい(これも多すぎるんじゃ)
- やりたいゲームをやる(パッと思いつくだけで4つある)
- 関西をめぐりまくる(何のために京都に来たのか!!)
- その過程でこれもやりたい(スルッとKANSAIバス印ラリー イベント開催中です!!|新着情報|PiTaPa.com)
- 動画を多少は投稿したい(ゆっくり実況もラジオも)
- エッセイも書きたい(書くネタは溜まってるんじゃ)
- ここまでは自分一人で出来ることなのですが、
- 会いたい人には会えるうちにちゃんと会う!!
……いや多くね?????
まぁウチのブログ、「今やりたい事に全力を捧げるプラットフォーム。」って銘打ってるんですよね。だから、何かをやったらちゃんとここでも発信したいなって思ってます。それはホントに。いやマジだって。更新頻度は確かに低いけどこの気持ちに嘘は無いもん。修論のことも喋ったじゃん。
ということで、まずは突然更新された動画を2つ宣伝。
はいスルーしないで再生ボタン押して~
押した?再生した??
再生したならチャンネル登録と高評価お願いしますね!!!!!!!!!
まぁそんなところで。早速色々動き始めました。この近況報告の更新が終わったら、お酒飲みながら積ん読してた本を読み始めます。今夜私が頂くのは(?)、前から気になってたこの本です(??)。
入学したころから生協の本屋さんに平積みされてて気になってた本を、6年経ってやっと読むことにしました。後回しがすごい。まぁいつも通りだけど。
というわけで!今年もどうぞよろしくお願いします。
私は私らしく、2022年も楽しんでいきます!
2022.1.14 23:30 もじばやし
*1:市の中心部で積もったのは5年ぶりらしいです。
*2:「ロ」じゃないです。これが頭をよぎった人は私と同じタイプの変態です。
*4:いま何故かピザを注文してしまったので、それが来るまでに書き上げたい。無理そう。
*5:エッセイ書きたいんだけど、書き方を完全に忘れてしまったので…とりあえずリハビリからってやつ。
*6:謎のごり押し。
*7:それだけに今大変なことになってるのが信じられない感じですよね…。旅行したいんだけどなぁ。
*8:この方針は自分で決めたので、完全に自業自得なんですけどね…。
*9:ピザ来ちゃった食べよ。
*10:美味しかったです。
*11:口頭試問がただの懺悔大会になりそうなくらい。
*12:なんか番号付きリストを作る機能があったので使ってみたかった、というのが本音なのだが。
#4 毎日に魂を。
昨日ボルダリングめいたことをしたら*1、直後から腕が痛くなって、今まさに全身すべてが筋肉痛。運動不足たたってますね。もうちょっと運動しなきゃなぁ。
ということでこんにちは!もじばやしです。今回のエッセイ、タイトルから滲み出るスポ根っぽさがありますが、そういう感じではないです。むしろ怠惰?から得た教訓というか。そんなお話をしたいな~って思います。
※今回ちょっと汚い話だよ。ごめんね。
※今回、途中で執筆のタイミングが大幅に飛んでいるのですが、皆さん上手く補足しながら読んでくださいな。ごめんね。
メリとハリ
実は私、最近ずっと友人のとある事業を手伝ってるんですよ。学部1年の頃からの付き合いのヤツなのでもう6年の仲なのですが、ソイツもなかなか頑張っていたのをずっと知っていたので、最近はすごく手伝ってます。この数か月は特に大きな出来事が立て続けに起きていたので、バイトと最低限の研究*2以外はほとんどそのことをやっている感じでした。
そんで、ソレがやっとひと段落したんですよ。勿論やるべき事はまだ沢山あるのですが、とりあえず。いや~頑張った。これについては暫く経ったらお話しできるかもしれないし、出来ないかもしれない。まぁとにかく頑張ってたんですよね。えらい。もじばやし超えらい。
ということで、頑張ったらお酒でしょ。お酒は世界を救う*3。これマジ世の理。一人でも酒は美味い。よく飲んじゃう。そういえば飲み過ぎて春先は自分で自分がアル中なんじゃないかと心配してた。
とはいえ、私、個人的には結構お酒との付き合い方は悪くない方で。幸いあまり酔わない体質だし、無理をして飲むキャラでもないので、非常に楽しくお付き合いしてきました*4。たま~にそれを過信する時も無くは無いのですが、翌日になればスッキリ。本を読みながらお酒飲んだり、何もなくてもお酒飲んだり。結構楽しめてる方だろうと思うわけです。
て訳で、お酒飲んでたんですよね。柄にもなく瓶ビール買ったりして。ご時世だしコロナビール飲むか~~みたいな。今考えると超浮かれてますね。
ちなみにコロナビール、6瓶まとめて買うと謎のバケツが貰えるんですよ。ネットから画像を拝借すると、こんなヤツ。
ね、浮かれてる。
という訳で、流石に全部を自分で飲まなかったにせよ、なかなか飲んだのです。ビール苦手なのに*5。
そんだけ飲んだくせに「まだいけるなぁ~」とか思ってた当時の自分。今となっては殴りたい。
優しい悪魔・自家製梅酒
そこで私は思いついたのです。
「そういえば2か月くらい前に梅酒漬けたな」
「そろそろ漬かってるんちゃうか」
「ちょっとだけ!味見だけだから!*6」
そういって飲んだら美味い。超美味い。いやマジで。超美味しかったんですよ。自家製とは思えないくらいの美味しさで、濃厚な梅の芳醇な香りが口を駆け巡って、アルコール特有の匂いやツーンとくる感じが全くない。口当たりマイルドで、だけど味はしっかり主張してくる。甘さを前面に押し出しながらも後味スッキリ*7。最高かよ。
という訳でたくさん飲みたくなっちゃって。ロックスタイルで飲んだら史上最高に良き良きだったのです。幸せ~と思いながら結構飲んで、そして寝ました。この一連の行動の中に過ちがあったんですね~この時の私はまだ気づいていません。殴りたい。
緊急事態ほど冷静に動きたいよね
※なるべく婉曲的に話してるけど、苦手な人はこの章を薄目で読み飛ばしてね。
さて、案の定ですが吐き気とともに目覚めました。それも強烈な。人生でほとんど酔ったことないもじばやしは、「これが酔いってやつか…なんで寝て起きてからくるんだ…」と思いつつも、あることに気付きます。
現在朝の7時前。
寝たと思った時間(5時くらい)から、まだ2時間も経ってない。
ちょっと寒気がしたんですよね。これもしかしてヤバいパターンのやつか。と。
そう、完全にその読みは的中していて、この後トイレで吐き散らすことになりました。それも、1回で済むならまだしも、多分数十分おきに5,6回。水を飲んでも吐くし、お茶を飲んでも吐く。野菜ジュースを飲んでも吐く*8。横になっても吐くし、座り込んでても吐く。
そういえば、昨晩ツマミも無しに飲み続けていて、夜ごはんは早いタイミングで食べ終わっていたせいで、胃の内容物が無くて。吐くものが何もないのに、身体のモーションだけ吐く挙動。口からなんも出てこない。これどういうことだ…と頭がグルグルしながら数時間、一向に回復の兆しを見せない自分に悪い予感がよぎります。
(もしかして…この状況、救急車寸前か…??)
と思って、吐き気を抑えながらいろいろ調べます。
「二日酔い 症状*9」「二日酔い 原因*10」「二日酔い メカニズム*11」「吐きそう 吐けない*12」「二日酔い 薬*13」…etc.
でも、調べたお陰で分かったことがひとつ。
「人間は、吐く前に予備動作として『唾液を分泌してのどを潤しておく』らしい」
そして吐きながら思ったことがひとつ。
(あ、俺1ミリも唾液出てきてnウゲェェェ…)
ここで自身の危険な状態を悟りました。間違いなく体が水分不足だし、何を飲んでも全部吐いちゃってるから、身体の水分不足は変わってない。てことは、自分の身体で制御できる範囲を超えてる。ので、薬か救急車かに頼るしかなさそう。
でも今のご時世、飲んでて二日酔いだから救急車とか非常識にもほどがある。とはいえ、自分で歩いてドラッグストアに行くのも絶対無理なレベルで。結局、非常に恥ずかしい話ですが、近くに住んでる後輩に助けを求めて*14、薬とOS-1を買ってきてもらいました。
薬もOS-1も本当に偉大で、薬を飲んだ後は1回しか吐かなかったし、OS-1を飲んだ後は唾液が完全復活してました*15。あとはひたすら寝て安静に過ごしたら1日が終わっていて、気づいたら夜も23時くらい。やっとまともな飯を食べ、この日は終わり。翌日から普段通りの体調に戻りました。
どうやって総括すんねんこんな経験
前回のエッセイでも触れましたが、やっぱり「経験を総括して今後に活かす」ことは非常に大事!今回のエッセイもそれをやらないと終われないですね*16。
(ここで執筆側の時系列は2週間も飛びます。書くのめんどくさくて放置しちゃってた。ごめんちゃい。)
(でも2週間も経ったから、さらに俯瞰的に見ることができるよね、知らんけど*17。)
とりあえず自分の中で大きかったのは、「医学ってすげぇな」ということでした。一番実感したのは唾液の件なのですが、「身体が水分不足だと唾液をカットするのか」「逆に水分がある程度あるのに吐くときは、唾液を分泌してダメージを軽減してるのか」とか、人間の身体の神秘の一端を垣間見つつ、それを適切に発見している医学に畏敬の念を禁じ得ない*18。って感じでした。
逆に…、と言うほどのことでもないのですが、「自分の身体も、その他大勢と一緒なんだな」という事実にも辿り着いたように思いました。自分って何か特別なんじゃないかという感情、だれしも多かれ少なかれ抱いているとは思うのですが、特別なんてことは無いわけですよ、正直。やっぱ身体は正直だなグッヘッh……いや違う*19。そういう意味の正直じゃなくて。
自分の状態に対して正直に反応するし、 人間というDNAを共有している以上だれでも同じような振る舞いになる。そういう意味では自分は特別ではない。だけど、特別ではないからこそ、医学(薬学も、なのかな。あんまり詳しくないけど)が発展しえた訳で。ふむ、なるほどなぁ~*20。というのが一つ。
んで、それより大きかったのがコレ。
「取るに足らない事で1日を無駄にするのは、あまりに無益」
いや、これ自体は単純な真理なのですが。だけど、例えば「今日何してた?」という質問に「二日酔いで寝てた…」ってのはあまりにダサい。でも、「え~、何にもしてないなぁ…」というのも勿体ないじゃないですか。学生で居られる時間が残りわずかな私にとって*21、取り立てるべくもない細々したことに1日が奪われるのはショックだな、と改めて実感した、といいますか。
だって、というか実は、二日酔いで潰した日、8月に数日しかない「1日中なんの予定も無い日」だったんですよね。アレやってコレもやって~とか思ってたのに、そんな日をこんな潰し方したのかよ…という絶望がかなりデカくて。この絶望を取り返したいな、と思った時に浮かんだ言葉が「毎日に魂を」でした。
思い返してみると、コロナ禍になってから人と会う機会が減って、自分で自分を充実させないと結構しんどい日々が続いています。そういう時だからこそ、「この日はこれをやった!」と胸を張って言えることがあれば良いなぁ、と、1日を無駄にしながら思いました。
皆さんはどうですか?「この日はこれをやった!」って言える生活ですか?
などと急に問いかけて、今回はこの辺りにします。実はエッセイで書きたいネタが(珍しく)2つも溜まっているので、もしかしたら次の更新は早いかもしれない。早くないかもしれない*22。
ということで!また次回の記事でお会いしましょう。それでは~!
*1:EXPO CITYにあるVSパークってところに行ってきました!いろんなアミューズメントがあって楽しかった。
*2:あまりにも最低限過ぎて教授に心配されたって噂もある。
*3:さくら~ふぶ~きの~~、サライ~~~の空は~~~~~。
*4:言い方。
*5:頑張った後の夏のビールは美味しい、ってよく言うじゃないですか。アレ、未だに実感したことがないんですけど、もしかして社会に出て働かないとアンロックされない実績なんですかね。
*6:先っちょだけ、とかいう幻聴が聞こえた人はこの動画を見てとっとと寝てください。とっとと寝る太郎。
【18万人調査】「本当に先っちょだけいれた人の話」聞いてみたよ - YouTube
*8:今になって思えば、この時なんで野菜ジュースにチャレンジしたんだろう…。
*9:今のお前じゃね?
*10:それは自明過ぎるのでは。
*11:非常事態になに原理調べようとしとんねん。
*12:花占いかよ。
*13:それを一番先に調べればいいのに。
*14:昼からとても大事な用事だったらしいのに動いてくれました。本当にありがとう…。
*15:人体のメカニズムってすごいな…。そして人間の科学もすごいな…。と思いながら吐いてました。無駄に理知的。京大生出てるわ~。
*16:そういってタイトルの伏線回収をしていく
*17:この間友人と飲んでいたら、私が「知らんけど」を多用する癖があることにツボってました。確かに多用してるかもしれない。知らんけど。うんゴメン、これは狙った。
*19:今回のエッセイ、中途半端な下ネタ多くない??どうしたんだもじばやし。いや平常運行か。
*20:語彙力どこ行ったん。帰ってきてくれ~。
*21:急に感傷的なこと言うやん。どしたのどしたの。
*22:予防線は大事。