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ポケット時刻表#1 JR東日本・東京駅(2005年3月1日現在)(1)

ポケット時刻表、皆さんは意識したことがありますか?

ホントはそういう所から記述したほうがそれっぽいのでしょうが、そういうのは後日やります。いきなり本題。

 

JR東日本・東京駅(2005年3月1日現在)

まずは表面から。

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新幹線が載っているので、こちらを表面というテイで。流石は16年前で、どこを見てもノスタルジーばかりですね。

 

どうですか!ワクワクしませんか!しますよね!してくれ!!(押し売り)

いや、こういうのを見てワクワクするのは、恐らくだいぶ高等遊戯だっていう自覚はあるのですが、きっと少しの人には刺さるだろう!と思っています。果たして…。

 

それはそうと、ワクワクポイントを書いていきます。共感したらコメントを下さい*1。 

 

・そもそも新幹線のポケット時刻表という新鮮さ!

 ポケット時刻表と言えば、「サラリーマンの名刺入れに入れるためのサイズ感」だからこそ、無意識的に「通勤列車のための時刻表」という印象があります。しかし東京駅は、東海道線や中央線の隣に「東北・山形・秋田新幹線」「上越長野新幹線」を並べてしまっている。この大胆な采配にあっぱれです。

更に、(勿論当然ながら)新函館北斗新青森もまだ存在しない時代、新幹線が八戸止まりだったことを覚えている人はどれだけいるでしょうか。こまち号と併結しているのは今と変わらずとも、その列車名は「はやて」号。今となっては立ち位置が不明確にもほどがあるはやて号ですが*2、当時は確たるフラッグシップでした。「(八秋)」という行先表記からも、得も言われぬ哀愁を感じることができます*3

 

もう1つだけ伝えるなら、「20:48発、あさま号軽井沢行き」の存在です。 

△印の「金曜・指定日は長野まで運転」という響きで思い出す人もいるのでは。そう、軽井沢止まりで、翌朝は軽井沢→長野という長野県内ラッシュ輸送に徹する運用が組まれていたアイツです。前日が金曜だと車両が長野まで行ってしまうために、土曜日は運休になっていた時刻表が懐かしいですね。

 

・湘南電車と寝台特急の合わせ技!

平塚行きと熊本行きが同じ空間に存在した時代がある、その言葉だけでご飯3杯はいけます。間違いない。この時刻表は2005年3月1日改正後のものなので、残念ながら「あさかぜ」号は記載がありませんが*4、それでも「富士」「はやぶさ」号が存在する事、涙なしでは眺められません*5。私が物心ついたころの記憶が勝手に神格化されている節はありますが、それでも「18:03」という時間には甘美な響きがあります*6

 

実は寝台特急だけでなく、いわゆる「東海道線」の方にも特記すべきことがいくつかあります。

そもそも「沼」が示す沼津行きがたくさん走っています。今でこそ朝夜に数本ずつにまで縮小されましたが、当時はもう少しありました。更には1日1本の山北行き。御殿場線直通も、設定が無くなってから何年たつのでしょうか…。JR東海への直通でいえばどうしても5:20発の静岡行き*7ばかりが語られてしまいますが、 沼津行きや山北行きも語り継ぎたいですね。

語り継ぐのであれば、7:24発伊東行き。時刻表上では何の変哲もありませんが、185系が運用されていました*8。確か折り返しの「踊り子」の送り込みだったと記憶していますが、これも大胆な運用だなぁと感じてしまいます。確かにラッシュ逆方向とはいえ、藤沢くらいまでは結構混みそうな気もしますね。この運用も2013年のダイヤ改正でなくなってしまいました。

ちなみに、23:48発の国府津行きは金曜のみの運転のようです。当時は金曜のみの運転が流行っていたんですね*9。今のJR東日本にはその柔軟性がさっぱり無くなってしまった気もしますが…。コロナ禍で色々とそれどころではなくなりましたね。

 

 ・小さな変化をたくさん感じる中央線

中央線と言えば「中央線が好きだ。」というキャッチコピーが有名になってきたように感じます。いつから使っているんだろうかと調べたら、案外最近かもしれません*10

さて、小さな変化の中でも大きなものを挙げるなら「東京駅始発の各駅停車が無くなったこと」だろうと思います。新宿駅の16番線にやってくる武蔵小金井行きや高尾行き、あれを見ると夜の深まりを感じたものです。

その他にも特快の本数が増えたこと、土休日の朝9時頃に1本だけしぶとく設定され続けてきた三鷹行きが無くなったこと、時代により設定時間がまちまちだった国分寺行きの終焉も、変化と言えば変化ですが、然程大きな変化というほどではない気がします。勿論ライナーが特急化されたこともありますが、着席保障の有料列車という性格に変わりはありませんしね。

逆に八高線直通は、当時より今の方が拡充されていますし(箱根ヶ崎行きも設定されるようになった)、中央線は現在の方がロマンがあるダイヤになっているのかもしれません*11。たしか2013年2月だったと思いますが、京王線の抜本的ダイヤ改正以来、中央線は攻めざるを得ない構図になったと感じますし、その点の影響もありそうですね。

 

 

表面だけであまりにもたくさん語ってしまいました。

次回は裏面について書く予定です。総武快速横須賀線、京葉・武蔵野線について、今回ほどではないにしても、少し喋ると思います。

 

*1:あとチャンネル登録と高評価も欲しいところ。

*2:おそらく「盛岡~新函館北斗間で完結する運転区間の新幹線」を指している。

*3:できます、などと断言していますが、これに共感する人はかなりの変人です。

*4:「さくら」号も思い出したいところですね、長崎行き。

*5:そういえば、「富士ぶさ」と呼んでいたことを思い出しました。

*6:普通に生きていればそんな甘美さはありません。

*7:321M、という方が有名でしょうか。

*8:こちらも、521Mという方が伝わるかもしれませんね。

*9:そういえば、埼京線も長らく金曜のみの運転がありました。

*10:

中央線が好きだ。web│JR東日本八王子支社 - JR中央線、沿線情報がいっぱい

*11:この調子で、ヘイトをため続けている杉並3駅についても変化が訪れてほしいところですね…。